◆ MOTHER感想 出会いの話
MOTHERを初めてプレイしたのは、
MOTHER2をやった後の2年後でした。
当たり前だけど、2と言うからには、初代があるんだろうと、気になっていました。
インターネットは、ありがたくもその時はもう家に繋がっていて、
(当時はインターネットは敷居高かったけど詳しい親戚のおかげで・・・)
ネットで、初代の画像を見てるだけでワクワクしてました。
ファミコンが壊れていたので、お年玉で互換機と一緒にMOTHERカセットを購入。
もーわっくわくが止まりませんでした・・・!
購入日当日から、毎日毎日やってました。
覚えてる事から今思ってる事まで、とりあえず語ろうと思います。
◆ MOTHER初見プレイ時の難易度について
まず初めてMOTHERをやった時の一番記憶に残っている思い出が、
「とにかく迷いまくった」です。笑
本当に、ヒントが少なくて、攻略順もある程度自由なので、
全く関係のない場所をぐるぐる回って迷いまくり、レベルが上がりまくった、という・・・
なんでダンカン工場辺りでも、もちろん盛大に迷いましたし、
ダンカン工場に行く前に動物園の西側フィールドで迷ってレベル25になっており、
(ここのフィールドも盛大に意味のない場所なんですよね。苦笑)
工場攻略後では、ニンテンのレベルが28ほどになってしまっていて、
その後、ラストに行くまでほとんどレベル上げせずとも行けた、
というのはちょっと楽だったかもですね((
苦労したのは、シュークリーム動物園前後の道、地下大河、ダンカン工場、
幽霊屋敷、ホーリーローリーマウンテン、かな。
地下大河の主、幽霊屋敷のカッチュウ、
聖なる山のガーゴイラ、サターニア、タイタニアン、グリズリーに泣きそうになってました。
特にグリズリーにワンパンされて怖かった。強すぎ;;
小学生にして、よくクリアできたなぁと思います。
頑張れた理由としては、「MOTHER」だから、というのが大きかった。
2をやってからずーっと憧れでしたからね。
難しかったけども、楽しくやれていました。
◆ MOTHER の感想
初見ではっきりと覚えている気持ちの部分が少なく曖昧なのですが、
なんとなく、なつかしさと、切ない感じは、よくわかっていました。
それに、2と違いかなりホラーチックにも思えて、
そういうのが当時から好きだったので、がんばるニンテンかっこいい!と思っていました。
墓場や幽霊屋敷が良かったですね。
それと、OPの静かさもいい所だなぁと感じていました。
OPだけでなく、全体的な効果音や音楽の雰囲気も、
透明感があるなぁと思っていました。
これがゲーム全体の雰囲気そのものになっていて、
特にクイーンマリーの最後のシーンから
ギーグを倒してエンディングを見るまでの間は、
なんていうか本当に語彙力なくて申し訳ないのですが、きれいだなぁ、と思っていました。
これは2には出せない雰囲気ですよね。
全体的な透明感と切なさについてなのですが、
この初代MOTHERは、今思うと「喪失感」という要素がすんごい強いと思います。
クイーンマリーの事とか、イヴとか、テディのあれこれとか・・・
何かが欠けてしまった、噛み合わなかった時の生きづらさ?みたいな?(語彙力皆無)
これはシリーズ全てに通ずる要素なのでMOTHERらしさの一部かもしれないです。
初代は粗いドット絵だから柔らかいけど、けっこう殺伐としていると思う。
初代のこの淡々とストーリーが進んでいく感じがすごく日常に近くて、不思議な感じがします。
なんか、夢を見てるみたいになる。でも現実味もある。
このゲームをすると、リアルな感覚のある夢のように、
優しさも狂気も恐ろしさもそこに感じられて、でもふわふわした感じで、
ほんとヘタクソ感想で申し訳ないのですが、不思議な夢のようなゲームだなと思います。
(マジカントに戻ってセーブしたくなるのって、この夢心地な感じが良いからなのかなぁ)
シナリオ的には他シリーズと直接的な繋がりはないらしいので、やらなくてもいい、
と思うけど、やっぱりやらないと分からない良さがありすぎるので、いろんな人にやってほしいなぁと思いますね。